イベント終了
  多様性を多様な視点で捉え、行動する~京都大学と考えるD&Iセミナー~
CONTENTS
開催日時2022年6月14日(火)17:30~18:40
会場名オンライン開催
会場の住所オンライン開催
参加費無料
定員500名
主催京大オリジナル株式会社
共催京都大学産官学連携本部
NewsPicks for WE
申し込み方法下記「申し込みURL」よりお申込みください。
申込期限:2022年6月10日(金)17:00
 (ただし、申込多数の場合、期限前でもお断りする場合がありますので予めご了承ください。)
※参加者はパソコンなどの端末、ネット環境が必要です。
※お申込者以外の方は視聴できませんので、予めご了承ください。
※オンラインセミナー開催前日にZoomへの接続情報をご登録のアドレスに電子メールにてお送りします。 

※GmailやYahoo!メールなどのフリーメールアドレスをご利用の方、フィルタリング機能を有効にしている方は、削除フォルダ、迷惑メールフォルダもご確認ください。
※携帯メールを使用され、 メール防止フィルターをご利用の場合は、@kyodai-original.co.jpのフィルター解除をお願いします。
問い合わせ先京大オリジナル株式会社 プロジェクトマネジメント部
E-mail:kensyu[at]kyodai-original.co.jp
※[at]を@に変更してください。
問い合わせ電話番号075-753-7778
申し込みURLこちらをクリック
チラシPDFこちらをクリック
イベント内容皆様の企業では、ダイバーシティ&インクルージョン(以下D&I)の取り組みをどのように進めていますか?
“従業員に浸透しない”“経営指標に現れない”といったお悩みをもつ企業も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

本イベントは、多様性を多様な視点で捉えることを大切にし、
京都大学の様々な分野の研究者に、その視点から見たD&Iについての考えを提示いただきます。

“多様な価値観をもつ従業員が一丸となってD&Iの取り組みをすすめるには、そもそも、その多様性を捉える必要があるのではないでしょうか?”
“経営指標など経営上の論理だけでは、物事はなかなか進まないのではないでしょうか?”…etc
そのような問題意識を持ち、多様な学問の視点からD&Iを見つめ直すきっかけになればと考え、本イベントを開催しております。

D&Iのご担当者様のほか、マーケティング、研究開発部門…などなど、
多様なバックグラウンドをもつ皆様と一緒に思索できれば幸いでございます。
ご参加お待ちしております。
TIME TABLE
17:30開会挨拶
17:35D&Iに向けて企業と大学は何ができるか~森林科学の視点から~
伊勢 武史(京都大学フィールド科学教育研究センター 森林生態系部門 准教授)

▼講演概要
日本の国土の7割、世界の陸地の3割は森林です。森林が人類にもたらす自然の恵み、つまり生態系サービスは、木材の供給だけでなく、水源の安定、防災、レクリエーション、炭素の吸収など多様です。その一方で、森林生態系の成立には数十年から数百年という長い年月がかかるので、我々は持続性を意識してつきあう必要があります。森林のはたらきを理解するために実施している、非接触観測・人工知能・シミュレーションという先端技術を用いた取り組みについてご紹介します。
17:55質疑応答(10分)
18:05アジアの重層的多様性を解読する~家族とジェンダーの視点から~
落合 恵美子(京都大学大学院 文学研究科 教授)

▼講演概要
ダイバーシティ(多様性)というと日本ではジェンダーを指すことが多いが、世界の文化的多様性も重要であり、両者の関係は簡単ではない。ジェンダー平等は「女らしさ」「男らしさ」という日本の文化的伝統を壊す、という主張があるように。これらの関係はどう考えたらよいのだろうか。アジア9社会の研究者と共に『アジアの家族と親密圏』(有斐閣)を編集して見えてきたアジアの重層的多様性とジェンダーとの関係をお話しする。
18:25質疑応答(10分)
18:35プロジェクト紹介
18:40閉会
登壇者
伊勢 武史
京都大学フィールド科学教育研究センター 森林生態系部門 准教授

生態学と環境科学、特に森林や湿地など世界の様々な陸上生態系の動きをシミュレーションで再現する研究が専門。生態系シミュレーションを軸に、各地の森林などでの野外観測や、衛星観測データを用いた生態系の観測などを融合した研究を行っている。著書に『学んでみると生態学はおもしろい』(ベレ出版・2013年1月)、『2050年の地球を予測する 科学でわかる環境の未来』(筑摩書房・2022年1月)などがある。
落合 恵美子
京都大学大学院 文学研究科 教授

近代家族論とその枠組みによる戦後日本家族変動論、現代日本とアジアにおける家族とジェンダーの変容の比較社会学的研究、徳川時代の宗門人別改帳を用いた歴史人口学的分析による「家」の成立過程の解明等に携わってきた。近年はケアなど人間の再生産のために必要な活動を社会科学の対象として位置付ける理論枠組みを中心に研究している。