京都大学からの提言 ESG関連研究成果のご紹介
ポストコロナ社会の企業価値向上戦略 ~マルチステークホルダーの実践へ~

 

新型コロナウィルス感染症の影響もあり、社会の在り方や考え方が大きく変わりつつある中、ESGの一態様である「ステークホルダー資本主義」が脚光を浴びています。

一方、企業自身は、様々なステークホルダーに社会的な価値を提供するだけでなく、株主に対してはこれまで通り企業収益の拡大などを通して経済的な価値を還元する必要があり、その経営の舵取りは一層難しいものとなりつつあります。

そのような中、京都大学においては、ステークホルダー主義をはじめとした社会的価値と、株価や財務情報などの経済的価値の関係性に着目し、それらの過去から現在の状態の把握(定量分析・アンケート調査)や未来の予測(AIシミュレーション)を目的とし、「ポストコロナ社会における『企業価値』の探索 ~日本企業への提言『ポストコロナ社会の企業価値向上戦略』」という研究プロジェクト(※1)を行ってきました。

本ページでは、それらのプロジェクトの成果に加え、京都大学におけるESGに関する様々な研究活動・成果について、ご紹介します。

 

※1 京都大学では、新型コロナウイルス感染症の終息に貢献する分野やパンデミック終息後の社会課題解決に貢献しうる分野での研究を進めることを目的に学内公募事業「GAPファンド臨時プログラム」を2020年度から実施していました。

 

<2022.7>提言レポートを公開しました
京都大学GAPファンド臨時プログラム「ポストコロナ社会における『企業価値』の探索 ~日本企業への提言『ポストコロナ社会の企業価値向上戦略』」提言レポート

 

<2022.5>研究成果の一部が証券アナリストジャーナル2022年5月号に掲載されました
 展望「アンケート調査からみえる『ステークホルダー資本主義』の現状」

 

<2022.3.17>研究成果紹介セミナーを開催しました
京都大学からの提言 【ESGの最前線】 ポストコロナ社会の企業価値向上戦略 ~マルチステークホルダーの実践へ~
【日時】2022年3月17日(木)15:00~16:40
【方式】オンライン
【プログラム】
イントロダクション
 ・砂川 伸幸 教授(京都大学経営管理大学院)
京都大学GAPファンドプログラム研究成果紹介
(1)過去:企業の社会的価値と経済的価値の定量分析事例について
 ・加藤政仁講師(京都大学経営管理大学院)
(2)現在:事業会社、機関投資家、個人投資家に対するステークホルダー主義に関するアンケート結果について
 ・日置孝一客員准教授(京都大学経営管理大学院)
(3)未来:因果連関モデルによるESG投資の未来シミュレーション分析結果について
 ・加藤康之客員教授(京都大学経営管理大学院)
 ・内藤誠氏(レオス・キャピタルワークス㈱株式戦略部アナリスト)
長期投資のための新たな株価指数
 ・川北英隆名誉教授(京都大学経営管理大学院)

 

<2022.2>研究成果の一部が証券アナリストジャーナル2022年2月号に掲載されました
 特別掲載「社会的リターンは経済的リターンにつながるか? ―因果連関モデルによるESG投資の未来シミュレーション分析―」

 

<お問い合わせ先>
京大オリジナル株式会社 ソリューション・デザイン部 担当:岡田
TEL:075-753-7765
E-mail:event1@kyodai-original.co.jp
(在宅勤務の場合がございます。メールでのご連絡をお願いいたします。)