PROGRAM

Professional

専門コース(基礎/応用)

Professional専門コース(基礎/応用)

学校教育におけるICT活用の基礎講座 オンライン・コース

E.FORUM 全国スクールリーダー育成研修

2021.9.8(水) 〜 2024.3.31(日)
購入後180日間視聴可能

人文・哲学
終了オンライン
日時
2021.9.8(水) 〜 2024.3.31(日)購入後180日間視聴可能
学校教育におけるICT活用の基礎講座 オンライン・コース

E.FORUM 全国スクールリーダー育成研修

会場
オンライン
オンデマンド配信
受講料(税込)
6,000円/一括、 1,200円/回クレジットカードのみ
定員
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対象

学校・教育委員会の関係者、教員志望のほか、どなたでも

講師
  • 講師:西岡 加名恵
    京都大学大学院教育学研究科 教授

    ICT活用が急速に進む中で悩まれている先生方の一助となることを願って、本講座を作りました。私自身、ICT活用によって教育の在り方が変わる可能性に期待と不安を感じています。様々な先進事例に学びつつ、より魅力的で効果的な教育の在り方を、受講者の皆さんと考えていきたいと思っています。
    【主な著書】
    『教科と総合に活かすポートフォリオ評価法』(単著、図書文化、2003年)、『教科と総合学習のカリキュラム設計』(単著、図書文化、2016年)、『「資質・能力」を育てるパフォーマンス評価』(編著、明治図書、2016年)、『教科の「深い学び」を実現するパフォーマンス評価』(共編著、日本標準、2019年)、『学力テスト改革を読み解く! 「確かな学力」を保障するパフォーマンス評価』(共編著、明治図書、2021年)など。

  • 講師:石井 英真
    京都大学大学院教育学研究科 准教授

    コロナ対応、新学習指導要領の実施に加え、ICT活用、「個別最適な学び」など、次々と新たな課題が現場に投げかけられている中で、それらを別々のものとしてではなく、改革の根っこ、授業づくりの不易などと結びつけて捉えることで、受講者の皆さんに、実践の見通しと挑戦のヒントを少しでも示せたらと思っています。
    【主な著書】
    『今求められる学力と学びとは』(単著、日本標準、2015年)、『未来の学校』(単著、日本標準、2020年)、『再増補版・現代アメリカにおける学力形成論の展開』(単著、東信堂、2020年)、『授業づくりの深め方』(単著、ミネルヴァ書房、2020年)、『流行に踊る日本の教育』(編著、東洋館出版社、2021年)、『ヤマ場をおさえる学習評価』(共編著、図書文化、2021年)など。

  • 講師:西 見奈子
    京都大学大学院教育学研究科 准教授

    ICT活用においては、期待とともに様々な不安も感じておられるのではないかと思います。講義においては、特に不安に焦点を当てて、受講者の皆さんが思いを巡らす時間を提供できればと思っております。
    【主な著書】
    『いかにして日本の精神分析は始まったか―草創期の5人の男と患者たち―』(単著、金剛出版、2019)、『精神分析にとって女とは何か』(編著、福村出版、2020)、『教育相談支援 子どもとかかわる人のためのカウンセリング入門』(編著、2010、萌文書林)。『ライフステージを臨床的に理解する心理アセスメント』(共著、金子書房、2021)『いのちを巡る臨床~生と死のあわいに生きる臨床の叡智』(創元社、2018)他。

  • 講師:開沼 太郎 
    京都大学大学院教育学研究科 准教授

    安全な利活用環境の下でICT教育を推進するために規制を強化する一方で、せっかく日常のスマートフォン等の活用を通じて便利だと思った機能やアプリが使えないといったジレンマに悩むことも少なくないかと思います。「使い慣れた環境から活用を広げる」視点からOSや端末に依存しない活用方策を考えることが重要と考えます。
    【主な著書】
    『教育法規スタートアップ・ネクスト~Crossmedia Edition』(共編著、昭和堂、2019年)、『新・教職教養シリーズ2020 第14巻 教育経営』(共著、協同出版、2017年)、『幼小連携カリキュラムのデザインと評価』(共著、風間書房、2014年)、『模索されるeラーニング』(共著、東信堂、2005年)

  • 講師:南部 広孝
    京都大学大学院教育学研究科 教授

    日本では学校教育でのICTの導入や活用に向けた取り組みが進められていますが、海外の状況を「合わせ鏡」としてみることで、その特徴をより理解できると思います。ICTの導入や活用の背景に、教育に対するどのような考え方があるのかをぜひ考えてもらいたいです。
    【主な著書】
    『中国高等教育独学試験制度の展開』(単著、東信堂、2009年)、『東アジア新時代の日本の教育-中国との対話-』(共編著、京都大学学術出版会、2012年)、『東アジアの大学・大学院入学者選抜制度の比較-中国・台湾・韓国・日本-』(単著、東信堂、2016年)、『後発国における学位制度の研究(高等教育研究叢書148)』(編著、広島大学高等教育研究開発センター、2019年)、『比較教育学原論』(共編著、協同出版、2019年)

  • 講師:久富 望
    京都大学大学院教育学研究科 助教

    皆さんは「教育におけるデータ利活用」と聞いて何を思い浮かべられますか?本講義では、最先端の議論だけでなく、今の教育現場に即した話題や、データの匿名加工についての詳細な説明など、幅広く、深く、内容を盛り込みました。GIGAスクール構想の先の近未来に何を想定し、今、何に取り組めば良いか、一緒に考えさせて頂ければと考えております。
    【主な著書】
    「グローバル化、デジタル化で教育、社会は変わる」(共著、東信堂、2021年)、「キミが学びを深める 数学Ⅰ・A/ⅠⅠ・B」(分担執筆、株式会社ラーンズ、2017,18年)、「こんな入試になぜできない―大学入試「数学」の虚像と実像」(共著、日本評論社、2005年)

  • 講師:張 潔麗
    京都大学大学院教育学研究科 博士後期課程

    母国中国の高等教育について離れたところから研究しています。それを可能にしたインターネットやICTの学校教育における活用事例についてご紹介できれば幸いです。

内容

◇第1回
講師:西岡 加名恵(京都大学大学院教育学研究科 教授)
「学校教育におけるICT活用の可能性と課題」

学校教育においてICTを活用することには、教材や子どもたちの表現の幅が広がる、資料の配付・共有・回収が容易になる、時間や空間を超えてつながる機会が作れる、といった様々なメリットがあります。一方で、ICT活用がもたらしうる危険性への危惧の声も聞かれます。第1回の講義では、様々な実践例を踏まえつつ、ICT活用がもたらす可能性を概観するとともに、今後、検討していくべき課題について考えます。

◇第2回
講師:石井 英真(京都大学大学院教育学研究科 准教授)
「ICTを活用した授業づくり」

GIGAスクール構想の下で、1人1台端末の活用が進められ、それに対応する形で「個別最適な学び」の重要性も説かれています。そうした変革期において、新学習指導要領を含め、教育改革の方向性を押さえて、ICT活用を学びの充実につなげていくことが重要です。第2回の講義では、教育改革の根っこを確認しながら、ICT活用の先にいかなる学びのあり方をイメージし、学びの質を一人一人に応じた形で保障する授業づくりをどのように進めていけばよいのかについて考えます。

◇第3回
講師:西 見奈子(京都大学大学院教育学研究科 准教授)
「教育のICT活用に関する臨床心理学的知見」

教育におけるICT活用の推進が叫ばれる一方で、インターネットを使用し過ぎてしまうという、いわゆるネット依存の問題が指摘されています。臨床事例をもとに具体的にネット依存の問題を考えながら、社会の著しい変化の中での適応や教育とは何かという根本的な問題についても臨床心理学の視点から考えてみたいと思います。   

◇第4回
講師:開沼 太郎(京都大学大学院教育学研究科 准教授)
「『教育の情報化』政策と学校におけるICT活用の課題」

「教育の情報化」政策は地方財政措置に基づく環境整備や省庁横断的な取組を軸に進められてきました。教育用コンピュータ整備計画から教育のICT化に向けた環境整備計画、さらに「GIGAスクール構想」の推進やコロナ禍に伴う加速化パッケージと、近年は積極的な財政出動が図られ、1人1台端末環境の普及へとつながりました。政策推進にあたり、学校現場における指導用端末や教員の活用体制の準備といった課題について検討を行いました。

◇第5回
講師:南部 広孝(京都大学大学院教育学研究科 教授)
   張 潔麗 (京都大学大学院教育学研究科 博士後期課程)
「中国の学校教育におけるICTの活用」

世界各国で学校教育におけるICTの導入や利用が進んでいますが、その程度は一様ではありません。日本に比べて積極的に取り組んでいる国や地域も多い中で、この講義では海外の事例として中国を取り上げて、関連政策の展開や具体的な活用の例を検討します。中国では、1990年代から教育の情報化に向けて政策が継続的に打ち出されています。それらの検討を通じて、学校教育におけるICT利用の可能性と懸念について考えたいと思います。

◇第6回
講師:久富 望(京都大学大学院教育学研究科 助教)
「教育におけるデータ利活用:学校現場のための基礎から教育とDXの関係の近未来まで」

「デジタル化のレベル」「利活用の範囲」の2つの軸を設定し、教育におけるデータの利活用について、一般的に想定される内容よりも幅広く、遠隔授業や情報活用能力に関する知見なども紹介しながら俯瞰します。そして、DXに関する経済産業省の報告やエビデンスに基づく医療に関する知見などを踏まえ、近未来の教育現場は、教育委員会は、何を目指し、何に気をつけていくべきか、現行の学習指導要領も踏まえながら考察していきます。

講義動画はこちらからご購入ください。→https://kyodai-original.socialcast.jp/contents/category/icteducation-online

京都大学大学院教育学研究科E.FORUMでは、京都大学がもつ研究的な知見を発信するとともに、学校の先生方や教育委員会関係者の皆さまの間で実践を交流していただく機会をご提供することをめざしています。学校・教育委員会の関係者の方でご入会を希望される場合は、会則をご確認のうえ、下記サイトよりお申込みください。会費は無料です。
●E.FORUM会則→https://e-forum.educ.kyoto-u.ac.jp/entry/constitution/
●E.FORUM入会申込サイト→https://forms.gle/LeXRiWHzvVo7Kb6q6


※本講座は、京都大学GAPファンド臨時プログラム「ポスト・コロナの初等中等教育におけるICT活用に関する研修プログラム開発と具体的提言」の成果を元に実施されるものです。

リーフレット
主催等

【共催】
京都大学大学院教育学研究科 教育実践コラボレーション・センター
京大オリジナル株式会社

備考

※本学都合以外での入金後の返金は一切できません。何卒ご了承くださいませ。
※以下の事項は禁止させていただきます。お申し込みの前にご確認ください。
1.本サービスを不正の目的をもって利用する行為
2.本セミナーを全部又は一部を問わず第三者に提供する行為
3.本セミナーの録音、録画、撮影、その他複製行為
4.同時に二台以上のデバイスで本サービスを利用する行為