イベント終了
  野生動物研究センター 連続セミナー特別編
~比較認知科学・形態学・繁殖学の若手研究最前線~
CONTENTS
開催日時2020年2月27日(木)19:00~21:00
昨今の新型コロナウイルス感染症に関する諸状況に鑑み、開催を見送らせていただくこととなりました。
(お申込み者さまには別途ご連絡させていただいております。)
会場名梅田 蔦屋書店 4thラウンジ
会場の住所〒530-8558 大阪府大阪市北区梅田3-1-3 ルクア イーレ9F
 https://store.tsite.jp/umeda/access/
地図地図(GoogleMap)
参加費一般3,000円(大学生等2,000円、高校生以下1,000円)※すべて税込
定員先着80名程度
主催京大オリジナル株式会社
共催京都大学野生動物研究センター
京都大学霊長類学・ワイルドライフサイエンス・リーディング大学院
梅田 蔦屋書店
申し込み方法以下「申し込みURL」からお申し込みください。
※申込締切:2月19日(水)
問い合わせ先京大オリジナル株式会社 研修・講習事業部  担当:岡田
mail : kensyu@kyodai-original.co.jp
問い合わせ電話番号075-753-7778
申し込みURLこちらをクリック
チラシPDFこちらをクリック
イベント内容京都大学野生動物研究センターは、絶滅が危惧される野生動物を研究し、その成果を生息地での保全や飼育環境の改善に役立てることを主な目的として2008年に設立されました。

本セミナーでは、同センターの若手研究者3名が、京大がリードしてきたワイルドライフサイエンスの成果と可能性を、最新の研究に基づきわかりやすくご紹介します。
TIME TABLE
19:00~19:30第1講
山本 真也(京都大学高等研究院准教授 野生動物研究センター兼任准教授)
類人猿と伴侶動物の比較認知科学~行動から動物の”心”を知る~
19:30~20:00第2講
新宅 勇太(京都大学野生動物研究センター特定助教、日本モンキーセンターキュレーター)
日本の哺乳類の形態研究 ~博物館標本から動物の"進化史”を知る~
20:00~20:30第3講
木下 こづえ(京都大学野生動物研究センター助教)
動物園動物と野生動物の繁殖学研究~ホルモンから動物の”内面”を知る~
20:30~21:003名の講師への質疑
登壇者
山本 真也
京都大学高等研究院准教授 野生動物研究センター兼任准教授
・専門:比較認知科学、霊長類学、比較動物行動学
・ひとこと:進化の隣人であるチンパンジーとボノボ、ヒト社会の隣人とも言えるイヌとウマを主な対象に、認知研究とフィールドワークの両方を通して知性の進化の謎に取り組んでいます。究極の研究テーマは「人間とは何か」を知ることです。学問分野でいうと生物学と心理学を組み合わせた比較認知科学という分野です。とくに社会の中で発揮される知性:社会的知性に関心をもっています。主なキーワードは、共感・他者理解・協力・文化・集団。動物たちの心を通してヒトの本質を明らかにしたいと思っています。
新宅 勇太
京都大学野生動物研究センター特定助教、日本モンキーセンターキュレーター
・専門:動物系統分類学、形態学、哺乳類学
・ひとこと:この地球上には実に多様な動物たちが暮らしています。その多様性がどのような進化史をたどって形作られてきたのか、博物館に収蔵されている多くの標本を使いながら研究を進めています。これまで日本のネズミ類や動物園で飼育されたニホンザルなど、齧歯類と霊長類を主な対象としてきました。最近ではコンゴ民主共和国でボノボのフィールド調査もおこなっています。また、登録博物館である日本モンキーセンターのキュレーターを兼任し、標本の作製・管理のほか、標本を使った展示や教育普及などもおこなっています。
木下 こづえ
京都大学野生動物研究センター助教
・専門: ホルモン分析、保全生理学、繁殖
・ひとこと:21世紀を迎える頃に多感な中学生を過ごし、その頃によく特集されていた「絶滅」というキーワードに興味をもつようになりました。絶滅を免れるには「繁殖」が必要だと思い、保全繁殖学の研究者に。繁殖は、「命をつなぐ、生命の美しい連鎖」です。これはすべての動物に共通に起こります。動物たちは、それぞれに長い年月をかけて環境に適応し、種特有の繁殖形態を進化させてきました。生息地や飼育環境が変化すると、彼らの繁殖にどのような変化が生まれるのか?を大きなテーマとして行動学、細胞生物学、生殖内分泌学などの視点から研究しています。