京大オリジナルのサービスの導入事例です。さまざまな業種業態における課題や解決策を具体的にご紹介します。
日本たばこ産業㈱ R&Dグループ 様
日本たばこ産業さまの「TaKK」プロジェクトにおいて、たばこの価値や本質を問い直す議論の設計と伴走支援を担いました。本プロジェクトでは、人文学・社会科学の知見を活かし、SDGsを起点に「嗜好品とは何か」「文化とは何か」など根源的な問いに向き合うプロセスを重視しています。あえて明確なゴールを設けず、対話を通じてメンバーの内省と視野の拡張を促しました。企業の探究に学術の力が深く貢献できる好例となっています。
株式会社日本総合研究所、京都大学との共催事業
京都大学および日本総合研究所とともに、過疎地域における持続可能な交通・物流インフラの構築を目指す「ReCIDAコンソーシアム」に参画しています。再生可能エネルギーとEVを活用した新たな交通事業モデルの検討・実装を通じて、地域の課題解決と価値創出を両立させることを目指しています。
京都大学大学院理学研究科・理学部
京都大学大学院理学研究科と連携し、産業界と高度科学人材や理学研究の橋渡しを担う「京大理学共創イノベーションコンソーシアム」を運営しています。本事業は、基礎科学の最前線で培われた知を社会に還元するとともに、博士課程学生と企業が直接交流する機会を創出し、新たな価値の共創を支援するものです。サイエンス講座や出張講演などを通じ、企業の課題解決や新規事業創出を後押ししつつ、若手研究者の育成と活躍の場を広げる取り組みを推進しています。
豊通物流㈱ 様
企業におけるSDGs推進を「産学連携」によってどのように実現してきたかを語る。社内啓発からビジョン策定、さらに人文学・社会科学の知見を活かしたプロジェクト設計により、社員の意識や経営層の姿勢に変化が生まれました。従来の技術移転とは異なる新しい産学連携の形が描かれ、次世代リーダー育成や持続可能な社会の実現への貢献が期待されます。
サントリーグローバルイノベーションセンター㈱様
京都大学国際高等教育院附属データ科学イノベーション教育研究センター(CIREDS)
企業の研究人材に向けた実践的なデータサイエンス教育を実現するため、サントリーグローバルイノベーションセンター㈱および京都大学国際高等教育院附属データ科学イノベーション教育研究センター(CIREDS)と協働し、研修プログラムの構築と運営しました。本プログラムでは、統計・機械学習・可視化などの手法を学びながら、受講者が自部署の課題に基づくプロジェクトに半年間取り組みます。専門家による中間レビューや最終発表を通じて、現場で活きるスキルの習得と人材育成を支援し、企業のデータ活用力強化に貢献しました。