2025-08-19(火)

京大生の「生きる力」を育む新プログラム「ソーシャルサバイブプログラム」が始動
京都大学で、学生たちの未来を切り拓くための新たな取り組みが今年度から始まりました。京都大学成長戦略本部と京大オリジナル株式会社が主催する「ソーシャルサバイブプログラム」です。
このプログラムの目的は、就職や起業など将来どんな進路を選んだとしても自身の軸となる「スキル」、すなわち「生きる力」を養うことです 。社会が大きく変化する中で、学生たちが自らの興味や問題意識を起点に、社会と実践的に関わる方法を模索します。
学部1回生から博士課程まで、多様な18名が参加
このプログラムには、学部1回生から博士課程まで、専門分野も背景も異なる18名の学生が参加しています 。7ヶ月間にわたり、参加者たちはそれぞれの興味や研究を起点に、社会とのリアルな接続点を探求していきます 。
実践重視のサイクルで、社会とつながる力を養う
プログラムの最大の特徴は、徹底した実践重視のスタイルです。参加者全員が集う月1回のワークショップに加え 、学生はそれぞれが個別のテーマを設定し、主体的に活動を進めます。
社会の課題発見から解決策の試作、そして実践というサイクルを自ら回すことで 、自身のスキルを開拓し、大学で培った知見を社会的な価値へと転換するプロセスを実体験します 。
多様なテーマで、学生たちが独自のスキルを開拓
現在、参加している学生たちは、それぞれ独自のテーマでスキル開拓に励んでいます。例えば、以下のような挑戦をしている学生がいます。
- 自身の研究テーマを社会実装すべく、サービス開発を目指している博士課程の学生
- さまざまなAIツールを検証し、企業の業務改善を支援するアドバイザーを目指している学生
- 自身の経験を活かし、留学生と企業をつなげるサービスの開発を目指している学生
京都信用金庫鞍馬口支店での第2回ワークショップの様子
2026年1月には集大成のピッチイベントを予定
プログラムの最後には、学生たちが7ヶ月間の活動で得た成果を発表する場として、2026年1月に公開ピッチイベントを予定しています 。学生たちが自身の「問い」から始めた挑戦の集大成となります。
学生の挑戦を支援するスポンサー企業を募集
現在、この学生たちの意欲的な挑戦を支援してくださるスポンサー企業を募集しています。未来を担う主体性のある人材との交流や、京大生の持つ専門性や柔軟な視点を自社の課題解決に活かす貴重な機会となります 。学生へのメンタリングや課題提供など、様々な形での連携が可能です。
ご関心のある企業様は、
協賛企業向け資料をご確認いただき、連絡先までお気軽にお問い合わせください。
運営担当者よりメッセージ
「本プログラムの最大の目的は、学生が将来的にどんな進路を選んだとしても生きていくことができる力を養うことです 。決まった正解を探すのではなく、学生一人ひとりが試行錯誤しながら“自分なりの社会との関わり方”を見つけるプロセスを支援してまいります 。」
本件に関するお問い合わせ
京大オリジナル株式会社 ソーシャルサバイブプログラム事務局
担当:岡﨑 拓也
メールアドレス:event1@kyodai-original.co.jp